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Slave to Sensation/Nalini Singh

Slave to Sensation (Psy/Changeling)Slave to Sensation (Psy/Changeling)
(2006/09/05)
Nalini Singh

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Psy-Changelingシリーズ第一巻。
ふつーの人間はひとりもおりません。登場人物は全員、獣人か超能力者です。感情をいっさい廃した精神管理社会を作り上げた超能力者集団と自然と本能を大切にする獣人たちとの愛と葛藤。
未来 パラノーマル
まほろば的評価 ★★★★
社会は大きく3つ、Psy(超能力者)、Changeling(獣人)、human(普通の人間)に分けられます。
獣人にはさらに、ヒョウ、狼、鹿などの種族があり、それぞれ族長を頂点とするヒエラルキーを形成しています。結構感情の起伏が激しく、愛するのも憎むのも人一倍という感じ。
一方のPsyは、かつて精神障害者や連続殺人事件を起こす社会病質者の割合が異常に多かったため、厳しい精神管理社会を作り上げます。その甲斐あって、機械人間集団となったPsy社会には公式には暴力事件はゼロとなります。
にもかかわらず、Changelingが犠牲となる連続殺人事件が起こり、その犯人はどうやらPsyらしいということが判明。獰猛さで知られるヒョウ族ダークリバーの長であるヒーロー、ルーカスは犯人を捕まえるべく、Psyであるヒロイン、サッチャに近づきます。

サッチャは「普通のPsyでない」自分に怯えていました。
ひと口にPsy――超能力者――といっても能力の種類、強さもさまざま。Psyはたいてい複数の能力を持っており、10段階に分けた強さの一番強い能力で識別されます。たとえば予知能力2、念動力1、テレパシー能力9だと、その人はTp-Psy(Tp = telepathy)と認定されます。
でも、サッチャには何ら特別な能力がありません。あれやこれやとできてもどれもたいしたことはなく、彼女は自分のことを「できそこない」と感じています。しかも、感情を持たないPsyのはずなのにとても感受性が強く、心を何重にも覆ってひた隠しにしています。感情の起伏が激しいPsyは危険分子とみなされ、リハビリテーションと呼ばれる強制更生プログラムを受けされられるからです。リハビリテーションを受けたPsyの末路は、生ける屍。廃人でした。

何ら卓越した能力を持たず仲間から軽視されてきたサッチャですが、実は強力なE-Psy、エムパス(empass)でした。(リンダ・ハワード作『夜を忘れたい』のヒロイン、マーリーもエムパスでしたね)
エムパスは人々の感情に寄り添い、共感する、心の癒し手。感情を廃したPsy社会には許されない存在でした。それゆえに、サッチャは専門能力なしとレッテルを貼られ、劣等感を植えつけられてきたのです。

豊かな感情を隠し持ったサッチャとヒョウ族ダークリバーの長ルーカスは惹かれ合います。

自我に目覚めたサッチャは、ルーカスの愛に支えられながら連続殺人犯人を捕らえるためにPsyが形成する脳内インターネット(?)、PsyNetを離脱します。
PsyNetはPsyにとっての命綱。インターネットの世界のようなところで、Psyはそこに思念を飛ばし、Psy同士話をしたり情報を集めたりします。何より大切なのは、飛ばした思念を誰かに受け止めてもらい、その思念を返してもらうこと。返ってくる思念が生きるエネルギーになるので、PsyNetからの離脱はPsy社会からの離脱というだけでなく即死に繋がるのです。
サッチャは死にかけますが、新しい思念を飛ばす場、Web of Starsを作り上げます。Web of Starsは凍るように冷たいPsyNetとはちがい、サッチャとルーカスを中心として、ダークリバーの忠誠心篤い主要メンバーたちの心が繋がった温かい世界です。
そこでサッチャは美しい虹色の輝きをこうこうと放ち、メンバーたちからの思念のエネルギーをもらってChangelingとして生きていくことになります。

ほえぇぇ。なんて長い説明なんでしょ。こういう別次元の話は背景を説明するだけで疲れる……。わたし、こういうのすごく苦手なの。いまくまとめることができない……。^^;
シリーズ第1冊目にふさわしく、ものすごくポテンシャルを感じる作りになってます。巻が進むにつれ、もっと壮大でSFちっくな物語になっていくんじゃないかしら。Changelingには魅力的なキャラクターが揃っていて、これから順番に主人公になっていく模様。今後の展開がとっても楽しみです。

■ Nalini Singh公式ホームページ

ジャンル : 本・雑誌
テーマ : 洋書

Comments(2)   Trackbacks(0)

Comment

むらさき URL ≫ EDIT
こんばんは
しばらくお邪魔しなかった間にお引越しをなさったんですね。

ナリーニ・シン!これまで彼女の本を読んだことがなかったのだけれど、なんとなく心ひかれてこの本を注文した矢先だったので驚いてしまいました。
まほろばさんの思念が飛んできたのかしら!?
(これにしようか、Pharaohs Rising: Night Lifeにしようか迷っていたんですけどね)

ふふ、期待できそうなので本が届くのが楽しみです。

更新を楽しみにさせていただきます♪
2007年05月25日 (Fri) 23:38
まほろば URL ≫ EDIT
いらっしゃいませ
むらさきさんはこのブログの栄えあるコメント第1号さんです。ぱちぱちぱち。(笑)

続きの"Visions of Heat"も読みました。この2冊めが終わって、やっと全体のテーマの序章が終わった――みたいな感があります。
まだ出版されていませんが、3冊めからははっきりとPsyの管理体制を打倒するんだ!という本筋に入るのではないでしょうか。
2007年05月26日 (Sat) 05:12














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