2003年11月09日 (Sun) L ≫
Scandal's Bride/Stephanie Laurens
Scandal's Bride (Cynster Novels) (1999/03/01) Stephanie Laurens 商品詳細を見る |
Bar Cynsterシリーズ 3。
デビルの異母弟リチャード(通称スキャンダル)のお話。
ヒストリカル リージェンシー
まほろば的評価 ★★★★
ヒーローのリチャードは、ビクトリア女王の夫アルバート公やエリザベス女王の夫エジンバラ公のような立場になります。
でも、シンスター一族の男性は、みな典型的なロマンス小説のヒーロータイプ。自信家で、生まれながらの統治者ですからねぇ……。まぁ、いろいろとあるわけです。
プリンス・コンソートという立場は非常に微妙なもので馬鹿では勤まらないと思うのですが、リチャードはその点は非常に賢く立ち回ってます。領主である奥さんを立てつつ自分の主義主張を上手に通す、プリンス・コンソートの鑑ですな。
ロマンス小説お決まりの「告白&懺悔シーン」なんて、彼にはまったく必要ありません。(笑)
後半、シンスターの面々がリチャードとカトリオーナの屋敷に押しかけるのですが、これがまたラブリー。仲良し家族という感じで。わたしって、仲良し家族の話には弱いんです。(だから、ノーラ・ロバーツが好き♪ 家族愛を書かせたら、彼女は一流ですよね)
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