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Lover Revealed/J.R. Ward

Lover Revealed: A Novel of the Black Dagger Brotherhood (Black Dagger Brotherhood)Lover Revealed: A Novel of the Black Dagger Brotherhood (Black Dagger Brotherhood)
(2007/03/01)
J. R. Ward

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Black Dagger Brotherhoodシリーズ 4。
「傍観者でいるのはもうイヤだ。俺は自分の人生の主役でいたい」
悲痛な願いは、男を無謀な行動へと駆り立てる。単なる自殺行為で終わるか、それとも輝かしい未来への第一歩となるか。ヴァンパイアの世界に紛れこんだただひとりの人間、ブライアン・オニールは運命の岐路に立つ。
現代 パラノーマル
まほろば的評価 ★★★★★

J.R. Wardのヴァンパイアの世界の概略、そのほかの登場人物については"Dark Lover" "Lover Eternal" "Lover Awakened"をどうぞ。

【主な登場人物】
ブッチ
ヒーロー。本名ブライアン・オニール。元刑事。
物心ついてからずっと、家族から、特に父親から疎外されてきたが、12歳のとき姉のジェニーを亡くして孤立は決定的となった。成人して刑事となるが、署内でも一匹狼は相変わらず。1巻でベスを通してヴァンパイアの存在を知り、予知夢をみたヴィシャスの一言でヴァンパイア世界にどっぷりと浸かる。
一目惚れしたマリッサと紆余曲折を経てやっと相思相愛に……なりかかったところで、人間にはありえないヴァンパイア特有の生理現象が起き、調べてみると、なんとヴァンパイアの血をひくことがわかった。
37歳にして命をかけて無理やりtransitionを敢行。(普通、ヴァンパイアのtransitionは25歳) 75年ぶりの新メンバーとしてブラック・ダガー・ブラザーフッドに仲間入り。ヴァンパイア名はデストロイヤー(Dhestroyer)。←プロレスラーか?(笑)

マリッサ
ヒロイン。親同士が決めた、ラスの元婚約者。ヴァンパイア評議会において議決権を持つ、六名家のうちのひとつの出身。
いつかはラスに振り向いてもらえるかもしれないと待つこと300年。その間、保守的な上流社会において宙ぶらりんの状態におかれ、肩身の狭い思いを強いられた。
待つだけのドアマット女はやめると一念発起するも、ブッチとの恋愛を弟のハヴァーズに反対され、家を追い出される。深窓のお姫さまの殻を脱ぎ捨て、自立し、寄る辺のない母子を援助する施設を設立して福祉に貢献、最後にはヴァンパイア評議会のリーダーを一喝する小気味のいい姿をみせてくれた。

ヴィシャス
ブッチとは女神スクライブ・バージン公認「♪ふたりでひとり、バロロォ~~ム♪」の関係。(わかります?(笑))
ブラザーフッドの知恵袋で、レッドソックスファンのITおたく。メンバーの御多分にもれず、この人も(ヴァンパイアだけど)くらーーーい過去を背負ってかなり性格が屈折している。SM趣味が玉に瑕だが、次巻のヒーローであることだし、そのうちノーマルになるでしょう、たぶん……ね。ザディストだって立ち直る前はMだったし。あ、ちなみにヴィシャスはSです。^^;

リベンジ
ベラのお兄さん。名家出身でヴァンパイア評議会のメンバー(しかし、議決権は持っていないらしい)。
わけありナイトクラブ経営を始めとして、かなりダーティーなビジネスに手を染めている。加えて、どこぞの誰やらから脅迫を受けて多額の金を支払っており、謎の多い人物である。
ヴァンパイア社会から忌み嫌われ、ある時代には迫害の対象でもあったsymphathで、その能力を抑えるためドーパミンを服用。副作用で脚が思うように動かず、歩くときには常に杖を使用している。
ラスの結婚後、feedingの相手を失ったマリッサに血を提供していたため、嫉妬で逆上したブッチから殴られた。
見栄えはいいし、叩けばたくさん埃が出そうな(笑)陰のある魅力的なキャラなので、そのうち彼が主人公の巻が出たらうれしいなぁ。

symphath:他者の脳をいじくりまわし、思いどおりに操る能力を持つ、ヴァンパイアの亜種。ヴァンパイア社会においてはあってはならない存在らしく、リベンジはsymphathであることをひた隠しにしている。
おっと、ヒーローのブッチの紹介より長い文章になっちゃった。(笑)

ハヴァーズ
マリッサの弟。優秀かつ患者に献身的で、そういう意味では非常にいいお医者さま。
出産で妻を亡くし、妻以外の女性からfeedingしたくないという理由で自らの体を実験台に人工血液製造の研究をしたが失敗。栄養失調で悲惨な目に遭うという純情な面があるかと思えば、ブッチとの仲を反対しても聞き入れないマリッサを夜明け30分前に家から叩きだすような無茶苦茶なこともする。1巻でラスを殺そうと画策したこともあり、日頃温厚なだけにブチッと切れるとなにをするかわからない。

オメガ
ヴァンパイアを抹殺しようとするレスニング・ソサイエティの親玉。正体不明の悪の権化。
レッサーに捕らわれ拷問を受けたブッチの腹に、ナイフで切り落とした自らの指先を埋め込んで仲間に引き入れようとしたが、ヴィシャスが取り出したために目論みは失敗。
ブッチに対して"my son"と呼びかけた場面では、お前はダースベーダーかと突っ込みを入れたくなっちゃったよ。(笑)

*****************************

シリーズ4は、人生の意義を見出せずに酒びたりになっていたブッチの自分探しの巻。
家族から疎外され、社会に出てからも回りから浮いていたブッチは、ひょんなことからヴァンパイア社会に足を踏み入れます。ブラザーフッドたちと気が合い、特にヴィシャスと友情を深めますが、人間だからという理由でレスニング・ソサイエティとの戦いに参加させてもらえず、刑事をくびになった今はプー太郎状態。
マリッサとうまくいっても、しょせんは人間。どんなに長生きしてもあと40年の命、一方のマリッサはあと700年。しかもfeedingをしてあげることすらできません。
愛する女性を養うことができず、打ち込むべき仕事もない――絶望したブッチは失踪しようとしますが、ヴィシャスに引き止められ、regression(これ、日本語でなんというんでしょう? 要するに、先祖を調べることなんですけど)を受けることになります。
危険なregressionを切り抜け、ブッチはラスの家系に連なるヴァンパイアであることがわかります。ヴァンパイアの血をひくとわかれば当然次はtransitionに挑戦となるわけで、これにはマリッサが大反対。transitionは男性の死亡率がとりわけ高く、ましてやブッチはすでに37歳。自然に反したことをしようとしているわけです。
なぜ人間のままではいけないのか? たとえ短いあいだでも心穏やかに幸せに暮らしたい。わたしのために命を危険にさらすのはやめてほしい。
そんなマリッサにブッチは言います。
マリッサのためだけにヴァンパイアになろうとしているのではない。自分は人間社会に溶け込めなかった。すっと人生の傍観者でいた。その理由が今やっとわかった。ヴァンパイアだったからだ。本来の自分となり、充実した人生を送りたい。
マリッサの理解を得、ブッチはヴィシャスの助けでtransitionに挑みます。
荒業のtransitionとなるわけですが詳細は省くとして、ここで余談をひとつ。transitionには異性の血をもらうことが必要不可欠ですが、年齢のせいか、はたまた無理やりのせいか、ブッチにはマリッサひとりの血では足りませんでした。
館に住む女性はマリッサのほか3人。でも、メアリーは人間だし、ベラは妊娠中。つまり、血をあげられるのはベスだけ。
これにはラスが怒り狂った。(笑) 理性ではブッチを助けるためとわかっていても、ひときわ独占欲の強いヴァンパイアのこと。愛する女性がほかの男に血をあげることを、どうしても本能が拒否します。結局、マリッサとヴィシャスがふたりがかりでラスを押さえつけ、ベスがブッチにfeedingすることになりました。
1巻で死にかけたラスがマリッサから血をもらった恩義があるので、ベスはお返しがしたいと常々思っていました。やっぱり人(ヴァンパイアだけど)には親切にしておくべきですね。あとあといいことがあるもんです。
ちなみに、ラスが嫌がったのはケチだからではありません。(笑) feedingは男女間の神聖で親密な行為なので、普通は複数の相手に軽々しく血をあげたりはしないのです。そのあたり、ヴァンパイアは縄張り意識がはっきりしているのでした。

でも、transitionを終えてヴァンパイアとなり、これでめでたしめでたし――とはなりません。
オメガに邪悪なものを腹に植えつけられたブッチは、特殊な能力を得ていたのです。それはレッサーの魂を自分の体に取りこみ、存在を消してしまうこと。ただ、それをするとブッチの体は汚染され、自身が病んでしまいます。汚染された体をヴィシャスに浄化してもらう、そこまでして戦おうとするブッチに、さすがにマリッサの堪忍袋の緒が切れます。
「いったい、何回命を危険にさらせば気がすむの?!」
自殺願望のある男性とは一緒になれない。マリッサはブッチと決別します。
ブラザーフッドの館を出たマリッサですが、怒りのほとぼりが冷めたころ、ブッチとの関係を冷静に見直します。
わたしは命を粗末にするブッチとはやっていけないと別れた。でも、(人間と付き合うような)自分を貶めるまねをする姉さんをこれ以上見てはいられない、そう言ってわたしを家から追い出したハヴァーズと同じことをしてしまったのではないだろうか?
ベス、メアリー、ベラの説得もあり、マリッサは心を決めます。戦士の妻として強くなろう、と。
ブラック・ダガー・ブラザーフッドの入会儀式を終え、館に帰ってきたブッチを迎えたのは、ピーチ色のドレスを着て正装したマリッサでした。手には、ブッチに身につけてもらうために切った髪を三つ編みにし、両端を青いリボンで結んだお守りが握られていました。

2011.05.22 追記

闇を照らす恋人 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)闇を照らす恋人 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
(2011/05/23)
J. R. ウォード

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『闇を照らす恋人』が発売されました。めでたい、めでたい♪♪
ところで、〈ゼロサム〉の警備責任者、Xhex はヘックスです。作者がそう言ってますので。^^;
訳者さんは本当に大変ですよね。
だってこのシリーズ、「読めね~よっ! 」っていう造語が多いもの。

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※検索サイト・ランキングサイト等より訪問しております為、
重複したご案内になりましたらお詫び申し上げます。


2007年07月10日 (Tue) 03:48
ミランダ URLEDIT
No title
こんにちは。今、ブッチのお話、読んでる最中です。うーん、ブッチの苦悩を感じるんですが、そのたもろもろの人たちの細かい描写に笑ってしまって・・・。まだ読み始めたばかりですが、今日もランチを食べながら、1人でゴンッ!とテーブルを叩いて笑いました。

ラスがVに”お前はなにを考えとるんじゃ?”とブッチに血を飲ませたアタリの会話・・・。笑っちゃいますよね。ほんで、動脈からか?と・・・他の戦士達も、”そうなん?ほんまなん?”といわんばかりで・・・。何を心配してるのか?と笑いましたよ!私も、”もしかしたら・・・そういうことなん?”と、野次馬みたいに(!)、かじりついて読んでました!(笑)見方によってはすごい”コメディー・タッチ”にもなりますよね。(ファンに怒られそうです)
2011年01月20日 (Thu) 11:37
まほろば URL ≫ EDIT
賛成 (^o^)丿
ミランダさん

> 見方によってはすごい”コメディー・タッチ”にもなりますよね。

そうですよね。
わたしもいろいろな箇所で結構笑いながら読んでました。(^^)
2011年01月20日 (Thu) 19:31
miko URL
はじめまして
こんにちは。
まほろばさんの解説、とても楽しく、参考にさせていただいてます。私はこのBDBシリーズは翻訳版で読み、ザディストにハマり、翻訳版と原書のニュアンスの違いが知りたくて3巻のみ原書を買って読んだのですが(まだまだ英語勉強中なので、わからないところは無視して読んでますが。。。)まほろばさんのBDBインサイダーズガイドの解説をみてザディストとベラの番外編を絶対読みたい!と思い、初めて翻訳版なしの原書をなんとか読みました。このブッチの巻も翻訳版が待てない~とじれったくて、その他のbrother達のお話も、まほろばさんの解説で我慢してる状態です(泣)
今まで翻訳版なしで原書を丸々一冊読んだ事がなかったのですが、インサイダーズガイドのように、読みたいと思えばなんとか読めるもんだ、という感じで、この勢いでブッチの原書もチャレンジしちゃおうかな~なんて、身の程知らずなことを考えちゃったりしてます。
2011年02月16日 (Wed) 14:25
まほろば URL ≫ EDIT
mikoさん、はじめまして(^^)
わたしも同じ、わからないところは無視して読んでます。
それに自分では気づかないけど、読み違えているところも結構あると思います。ははは……(と笑ってごまかす (^^ゞ)

> この勢いでブッチの原書もチャレンジしちゃおうかな~

ふぁいとぉ~。(^o^)丿
2011年02月16日 (Wed) 21:52














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