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Lover Eternal/J.R. Ward

Lover Eternal: A Novel of the Black Dagger BrotherhoodLover Eternal: A Novel of the Black Dagger Brotherhood
(2006/03/07)
J.R. Ward

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Black Dagger Brotherhoodシリーズ 2。
女神さまはちょっぴりつむじ曲がり、そして気まぐれ。女神さまを怒らせたばかりに竜を背負うはめになったラージ(レイジかも^^;)のお話。
現在 パラノーマル
まほろば的評価 ★★★★★

J.R. Wardのヴァンパイアの世界の概略、そのほかの登場人物については"Dark Lover"をどうぞ。

【主な登場人物】
ラージ(どうやらレイジと読むらしい。わはは……と笑ってごまかす)
ヒーロー。金髪碧眼の超ハンサム・ヴァンパイア。ブラック・ダガー・ブラザーフッドのメンバーのなかで一番強いらしい。
身長203cm、体重127kg。特技はさくらんぼの枝を舌で牙に結ぶこと。
transitionを終えたばかりのころ、若気のいたりで好き勝手し放題のあげくスクライブ・バージンお気に入りのフクロウを誤って殺して怒りを買い、200年の呪いをかけられ、竜を背負うことに。(普段は背中に竜のいれずみを彫ったようになっている)
ストレスがたまると背中の竜が飛び出し、敵味方の区別なく周囲の者を殺戮するため、いつかブラザーフッドのメンバーを殺してしまうのではないかと怯えている。
飛び出した竜が戻るとラージは半身不随、息も絶え絶え。回復するのに1~2日はかかってしまう。
呪いが解けるまであと91年8ヶ月と4日……と数えていたところをみると、だいたい半分苦役が終わったところか。

メアリー・ルース
ヒロイン。人間。魅力的な声、話しかたがラージを魅了。
もともとは自閉症児専門の理学療法士だったが、白血病治療のため退職。一度は病を克服したと思われたが、ラージと出会ったころに再発。癌の進行は現代医学では如何ともしがたく、死を待つばかりとなった。
ボランティアで自殺防止ホットラインの相談員をしている。

ジョン・マシュー
謎の青年。孤児で口がきけない。
人間として施設で育ったが、実はヴァンパイア。transition前のため、身長167cm、体重46kgと男性にしてはきしゃで小柄。パッと見はティーンエイジャー、実は23歳。
どうやら戦士の血をひいているらしく、transition後はどんなマッチョな大男になるか、楽しみというか、怖いというか……。
男からレイプされ、絶望のあまり自殺防止ホットラインに電話したことがきっかけでメアリーのことを知る。メアリーが気になるあまりストーカーまがいのことをするが、動機はいたってかわいいもので悪気はまったくなし。礼儀正しい、いい子です。
トーメント&ウェルシー夫妻に引き取られる。

ベラ
メアリーのお隣さん。ヴァンパイア界貴族出身のお嬢さま。ジョンがお口ぽっかーんになるほどの美人。
ジョンがヴァンパイアと気づいてブラザーフッドに連絡。ジョンをブラザーフッドの住む館へ連れていったときに、ザディストと出会う。

ザディスト
戦士の家に生まれたが、さらわれて奴隷として虐待されて育ったため、ひどいトラウマを抱えて苦しんでいる。
正常な対人関係を築けないため危険人物とみなされているが、たまに優しさが顔をだすこともある。
まれにみる美声の持ち主で、彼の天使の歌声は前巻のラスの結婚式でも大活躍。

ミスター・O
レッサー。ミスター・Xの部下。
愛妻が死んだ衝動でレスニング・ソサイエティに入った。今はそれを後悔。時が経つにつれ体の色素が抜けていくレッサーの特徴を嫌い、髪を黒く染めている。妻に似たベラを見つけて拉致、監禁。

****************************

トーメントを除くブラック・ダガー・ブラザーフッドの面々+ブッチは、ダリウスの館へお引越し。レスニング・ソサイエティに対抗すべく、組織改変(そんな大層なものでもないけど^^;)に着手。ラスはヴァンパイアの王さまに、トーメントはブラザーフッドのリーダーになりました。

メアリーの自宅の庭で迷い子ジョンを見つけたベラは、ジョンをブラザーフッドの館へ連れて行くことになりますが、ジョンは口がきけず手話か筆談でしか意志を伝えることができないため、手話ができるメアリーを伴います。
そのときにラージはメアリーと、ザディストはベラと運命の出会いをします。
ラージは人間のメアリーに一目惚れ。好きとなったら、もう一直線。今までの派手派手な女性関係はなんだったの? というくらいメアリー一筋になります。
心根がまっすぐで、きっと幸せな子供時代をおくったんだろうな。
ブラザーフッドのメンバーはくら~い過去や運命を背負って、ぎぎぎぎっとゆがんだ性格の持ち主が多いから(笑)、ラージくらいまっすぐだと実に気持がいいです。
竜の呪いをかけられて苦しむけれど、ま、あれは若気の至りの自業自得だからね。^^;
メアリーは長患いで母親を亡くし、自らも白血病という不治の病にたおれる幸薄い女性。死に向かう自分の運命を悟って、最初はなかなか頑なで心を開きませんが、徐々に身も心もラージにゆだねていく過程でいい味出してます。
そうそう、ラージだけでなく、ラージにとっついた竜もメアリーに首ったけ。暴れまわって殺戮のかぎりをつくす竜も、彼女の前ではごろにゃん♪とおとなしいもんです。

検査を繰り返し、医者から匙を投げられたメアリーを思い、ラージは決死の覚悟で女神スクライブ・バージンに命乞いをします。
なんと、女神さまはラージの願いを簡単に叶えてくれちゃうのだ。でも、その代償は大きかった。
「メアリーに永遠の命を授けましょう。彼女はもはや年をとることも、病気になることもありません。そして、いつでも好きなときに、フェード(ヴァンパイアの天国)にくることができます。ただし、ラージ、あなたに関するメアリーの記憶はいっさい消します。二度と彼女に会うことは許しません。あなたが近づけば、彼女は即座に死にます」
白血病から救ってもらう代わりに、決別を迫られるラージ。ラージは涙ながらにその条件を受け入れます。愛するメアリーを死なせたくない、その一心でした。
――と、ここまではかなりシリアス。
当のメアリーは病院での検査で白血病が治ったことを確認。わーい♪と館に帰ります。
メアリ「ラージ、奇跡が起きたのよ。治っちゃった♪」
ラージ「ひえぇぇ、(スクライブ・バージンによって記憶を消されたはずなのに)なんでメアリーがこんなところにいるんだぁ?」
そこにスクライブ・バージン登場。
ラージ「おれは約束を破ってません! 本当です、そんなつもりはなかったんですぅぅ」
スクライブ・バージン「わかってます、戦士よ。落ちつきなさい」
――まるで、どたばた喜劇だ。(笑)
スクライブ・バージンは子どもを産み育てるということに非常に重きをおいているようで、白血病治療のためにそれができなくなったメアリーを気の毒に思い、記憶を取り上げるのをやめたのでした。その代わりと言ってはなんですが、ラージは一生(ヴァンパイアの一生は長い^^;)竜を背中に負うことになります。
優しいんだか厳しいんだか、よくわからん気まぐれな女神さまです、ほんと。

さて、ラージのハッピーエンドの一方、ザディストとベラは大変なことに。
ベラがレッサー、ミスター・Oに拉致されてしまいます。
ミスター・Oは亡き妻に似ているベラに異常なまでの執着心をみせます。ザディストはベラを助けだすことができるのか、そして奴隷として虐待されてきたトラウマを克服することができるのか、次巻に期待です。

****************************

feeding
今回のキーワードはfeeding。ヴァンパイアが血を飲むことです。
ヴァンパイアは基本的に同種族異性の血を飲み、人間の血は飲みません。(人間の血は飲めないことはないが栄養がない)
血を飲んだ相手とは深い絆ができ、そのまま肉体関係へ……というパターンが多いので、たいていは恋人同士、夫婦同士でfeedingとなります。
ラージの場合、人間のメアリーと結ばれたため、彼女から血をもらうわけにはいきません。
そこでChosenのライラ登場。Chosenは女神Scribe Virginに仕える巫女ですが、戦士とだけ関係を持つことが許されています。
ラージの要請で館にやってきたライラは、当然のことながらセックス込みのfeedingだと考えていたようで、メアリーの同席にも動ぜず。「血を与え合う喜びを分かち合えないので、そのあとのベッドでの喜びを分かち合うのに参加するんですね」と大胆発言。
いや、この話、ポルノじゃなくてロマンスですから。3Pなんてしませんって。^^;
来る者こばまず、みんないらっしゃ~いのラージも、今は愛するメアリーを得て清く正しい一夫一婦(笑)をめざしたからこそ巫女さんに血をちょうだいと頼んだわけでして。だから「なにもやましいことはないからねっ! 血をもらうだけだから。ちゃんと見ててね」とメアリーの同席を望んだのです。
ライラはちょっとがっかり。(笑)
実は最近Chosenの数が減っていたので、妊娠を狙っていたのでした。でも、そこはさすが巫女さん(?)、すぐにドライに割り切ってました。^^;

で、きちんと話をつけて3人はfeeding。
ラージはライラの腕から血を飲むあいだ、親指でメアリーの手首をなでなで。メアリーはもう片方の手でラージの頭をなでなで。
たったそれだけなんですが、エロいんですよ、これがまた。
feedingはヴァンパイアにとって非常に大切で親密な行為なのですが、それを表現するのがJ.R. Wardは実にうまい! そこらへんのラブシーンよりもずっとロマンチックです。

永遠なる時の恋人 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) (二見文庫 ウ 7-2 ザ・ミステリ・コレクション)永遠なる時の恋人 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) (二見文庫 ウ 7-2 ザ・ミステリ・コレクション)
(2009/04/20)
J. R. ウォード

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ジャンル : 本・雑誌
テーマ : 洋書

Comments(3)   Trackbacks(0)

Comment

Lesa URL
まほろばさんの一番のお気に入りは
誰でしょう?
私はRhageです。
もともとヴァンパイアものが好きなんです。
よほどのスプラッタじゃない限り吸血鬼の
Feedingシーンは昔からSexyだと
思っていました。
さらにDragon Loverな私からすると
ヴァンパイアとドラゴンの両方に愛される
Maryがうらやましいです!

某所のファン投票ではZsadistとVishousが
かなりの人気でした。二人の苦しみが大きい分応援したくなるのかもしれませんね。
2007年11月30日 (Fri) 12:47
まほろば URL ≫ EDIT
Rhageは好男子ですよね。心根のまっすぐな、やんちゃ坊主という感じで。
でも、やっぱりわたしの一番のお気に入りはZsadistでしょうか。
3巻のエピローグには、ううぅぅ……よかったねぇ、ちゃんと幸せになるんだよおぉぉぉ、とぐっときましたし、Johnを優しくも厳しく導く姿に惚れました。(わたし、ヨーダ・タイプに弱いんです ^^;)
Vishousの知的なところには惹かれるんですが、SM趣味にはついていけないなぁ。(笑)
あとは、Johnの将来に期待してます。
transitionを終えた体はすっかり大人になりましたが、心のほうはまだまだお子ちゃまですよね。これからどんないい男になってくれるんでしょう。とても楽しみです。
2007年11月30日 (Fri) 15:39
URL
Johnの成長は楽しみですね~
Brotherはみんなそれぞれ魅力的なんですが、実はRehvにもちょっと惹かれてます。

ヨーダは私も大好きです!
更新さぼって放置気味ですが、私のSW小説読書記録です。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/ladyvader/swhome.html
まほろばさんと違ってただのリストですが、よろしければ覗いてみてください。
今は新シリーズを読んでいるところです。
2007年12月01日 (Sat) 10:03














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