この表紙がおもしろい(旧:読書記録)

洋書ロマンス本の表紙をピックアップ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Dark Lover/J.R. Ward

Dark Lover: A Novel of the Black Dagger Brotherhood (Signet Eclipse)Dark Lover: A Novel of the Black Dagger Brotherhood (Signet Eclipse)
(2005/09/06)
J. R. Ward

商品詳細を見る


Black Dagger Brotherhoodシリーズ、堂々の開幕! J.R. Wardのヴァンパイアの世界へようこそ。
2007年の大ヒット作になりそう。(2007年に出版されのではなく、2007年にわたしが読んだという意味です (^^ゞ) ただ今、このシリーズに夢中です。
現在 パラノーマル
まほろば的評価 ★★★★★

【主な登場人物】
ラス
この巻のヒーロー。地球上に存在する唯一の純血種ヴァンパイア。
レスニング・ソサイエティ(Lessening Society)の攻撃からヴァンパイア種族を守るブラック・ダガー・ブラザーフッド(Black Dagger Brotherhood)のメンバーだったが、のちに脱退してヴァンパイアの王位に就く。身長198cm、体重124kg。筋肉隆々、まるでグイン(栗本薫のグイン・サーガ)みたいなマッチョで、下着のパンツのサイズはXXL。(笑) 全身毛がなくて、つるっつるのお肌。(爆) ヴァンパイアは頭と顎には毛があるけど、そのほかの場所には毛がないのです。
17世紀生まれなので、今はだいたい400歳くらい。(2008.11.24追記 ガイド本によると、ラスは343歳)

エリザベス(ベス)
ヒロイン。ヴァンパイアと人間の混血だが、孤児として人間社会で育ったため、自分がヴァンパイアの血をひくことを25歳になるまで知らなかった。

ダリウス
ヴァンパイア。ベスの父。人間の女性と愛し合ったが、残念ながらその女性は産褥死。ベスがヴァンパイアと人間のどちらの血を濃く受け継いだか不明だったため、遠くから密かに見守っていた。ベスが25歳になってtransitionを迎えることがわかり、娘を助けてほしいとラスに依頼。そのあと、Lesserの攻撃を受けて爆死。

ブラック・ダガー・ブラザーフッド
ヴァンパイア種族を守る、高度な戦闘能力をもった戦士たち。一般ヴァンパイアたちの尊敬と畏怖の対象。
メンバー
 Tohrment(トーメント?)
 Vishous(ヴィシャス?)
 Rhage(ラージ?)
 Phury(フューリー?)
 Zsadist(ザディスト?)
ヴァンパイア種族を守る、命知らずの男たち。みんなハンサムといっていい顔立ちをしていると思われるが、威圧感があって雰囲気はなはだ悪し。(笑) 回りの人間はびびってよけて通る。これからのシリーズで順次主人公になると思われる。それにしても、なぜみんなこんなに変な名前なの? 読めないってば。^^;

ブライアン・オニール(ブッチ)
殺人課刑事。ベスをレイプしようとした大学生を、尋問の名を借りて仕返しして怪我を負わせた。だが、その大学生の父親が上院議員だったため、政治的圧力がかかって無期停職をくらってしまう。マリッサに一目惚れ。
一見、ごく普通の人間だが、実は……。

マリッサ
親同士が決めた、ラスの婚約者。美人で優しい心の持ち主だが、いまひとつラスからは気に入ってもらえず肉体関係はなし。

スクライブ・バージン(Scribe Virgin)
ヴァンパイアの創造主。女神さま。王の相談役も勤める。ときどき地上に降りてくるが、普段はフェード(Fade)と呼ばれるヴァンパイア専用の天国(?)に在中。

チョーズン(Chosen)
スクライブ・バージンに仕える巫女。何人かいて、たいていはフェードにて清く正しく美しく(笑)奉仕しているが、正当な理由によりスクライブ・バージンの許可が得られた場合には、ブラザーフッドのお相手をすることも。

オメガ
ヴァンパイアを目の敵にし、抹殺しようと企む悪の権化。なぜヴァンパイアを抹殺しようとするのかは不明。正体不明。悪魔的な力を持つが、スクライブ・バージンのように命を創造することはできない。

レスニング・ソサイエティ(Lessening Society)
オメガを頂点とするテロリスト集団。ヴァンパイア撲滅がスローガン。

レッサー(Lesser)
レスニング・ソサイエティの構成員。暴力傾向のとりわけ強い人間が選ばれる。組織に入ると、心臓はくり抜かれてセラミックの壺に保存される。ちょっとやそっとのことでは死なないが、心臓のあった場所にナイフを深々と刺されたり、特殊な弾で撃たれると、くぐもった音と閃光とともに消滅。
不老不死だが、年月を経るにつれ髪や目、肌の色は抜けていき、白子のようになる。ベビー・パウダーのような匂いを発散させているのが特徴。

ミスター・X
レッサーの長。本名ジョゼフ・ザビエル。父親を刺して入った少年院を17歳で出たあと、レスニング・ソサイエティに入会。自宅の納屋に大工道具をずらりとそろえ、それでヴァンパイアを拷問するのが趣味。

【J.D. Wardのヴァンパイア】
・人間の血は基本的には吸わない。吸っても栄養がなくて体がもたない。
・吸うのは、異性のヴァンパイアの血。その異性は、生涯を共にするダーリンの場合が多い。ダーリンがいないヴァンパイアは知り合いに頼むことになる。血を飲んだ相手とは深い絆ができる。男女間に絆ができるがゆえに、血を飲んで食欲を満たすことは性欲を満たすことに繋がりやすい。
・毎日血を吸っているわけではない。ラスによると「transitionの直後は1ヶ月に2、3回は吸わないといけないが、それを過ぎればそんなに頻繁には吸わなくていい」とのこと。
・普段は人間と同じ食べ物を食べている。ガーリックもOK。「オリーブオイルで炒めたガーリックは好き♪」とはトーメント談。
・日光はまったくダメ。日光を浴びると、跡形もなく消えてしまう。必然的に昼は家の中で眠り、夜になると起き出して活動。
・神経を集中させれば姿を消して瞬間移動することができるが、その際に重いものは運べない。
・人間の記憶を消すことができる。
・寿命はだいたい1000年。
・ヴァンパイア社会は王制。少数の貴族階級もいて、あとは一般人。ほかに、レスニング・ソサイエティから種族を守るため、長きに渡って身体的に強靭な男女間で生殖を繰り返した戦士(warrior)の家系がいくつかある。普通のヴァンパイアよりも体格に恵まれ、強靭であり、傷の治りも早い。種族の守護神であるため、戦士はみなの畏敬の対象である。
Black Dagger Brotherhoodは戦士の家系出身の者から選ばれる。

【このシリーズの大筋】
生き残りを賭け、ブラック・ダガー・ブラザーフッドとレスニング・ソサイエティの戦いが繰り広げられます。
ブラック・ダガー・ブラザーフッドのメンバーたちは全員、見事なほどなにがしかの重荷を抱えています。戦いの最中に、それぞれが心の深い傷を癒し、愛しい伴侶を得て心の平和を取り戻す過程がすばらしい。
そして、メンバーのいかにも男くさ~い友情を楽しむことができます。

***************

transition
この巻のキーワードは“transition”。
大人のヴァンパイアになることです。
それまでは、まるっきり人間と同じ。血を飲むことはないし、姿を消して瞬間移動することもできません。日光を浴びてもOK。
25歳前後になると、やけに体がだるくなり太陽の光がまぶしくて仕方がなくなります。こういう徴候が出はじめるとやがてtransitionとなるのですが、これがまたものすごい激痛を伴います。
そして、transitionが始まると、必ず異性のヴァンパイアの血を飲まなければなりません。飲まないと死んでしまいます。
血を飲んでも生き残れないヴァンパイアも多く、特に男性は死亡率が高い。
ベスは半分人間の血をひくために死亡する確率が高かったようで、ダリウスはラスにベスに血をやってくれと頼みます。ラスは王家の血をひくただ一人の純粋なヴァンパイアで、強い彼の血はベスの生存率を上げてくれると考えたのでした。

***************

で、ここでやっと"Dark Lover"のお話を。^^;
ラスは、ヴァンパイアの王と王妃である父母をレスニング・ソサイエティの攻撃で失っています。今でこそ逞しい戦士のラスですが、そのときはtransition前の、筋肉がほとんどついていないきしゃでひ弱な男の子(子といっても、すでに20歳を過ぎていたけど)で、殺戮が繰り広げられているあいだ隠れているしかできませんでした。
自分の弱さのせいで父母を死なせてしまったと自責の念にかられ、王位を継ぐことを拒否。transition後は、荒んだ心を抱えて戦いに明け暮れることになります。
結婚後ベスがレッサーにさらわれるんですが、ラスのベス奪回行動がすごい。昔、父母を助けられなかった汚名をすすぐかのように、命を顧みず怒濤の働きをみせます。
ベスを救うことでトラウマを克服し、ラスは王位を継ぐことを決心します。そして新しく戦士を育成し、ブラック・ダガー・ブラザーフッドをもっと組織立った強力なものとし、先細りとなっていたヴァンパイア種族存続を計ります。人間社会で生きてきたベスがtransitionを経てヴァンパイア世界に足を踏み入れることで読者にこのシリーズの世界観を伝え、ラスが空位となっていた王位につくことでレスニング・ソサイエティとの新たなる戦いの火蓋が切って落とされる期待感を煽ります。
シリーズ第1冊めにふさわしい作りとなっています。

■ J.R. Wardホームページ


黒き戦士の恋人 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) (ザ・ミステリ・コレクション)黒き戦士の恋人 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) (ザ・ミステリ・コレクション)
(2008/07/18)
J. R. ウォード

商品詳細を見る


2008.07.19 追記
●「兄弟団」っていったい……。そのままブラック・ダガー・ブラザーフッドではいけないんでしょうか? (~_~;)
●ハヴァーズはマリッサの兄ではありません。「弟」です。4巻で、マリッサは "I was born eleven years before Havers." とはっきり言っています。
わたしも1巻を読んだ時点では兄だとばかり思っていたので――ハヴァーズってマリッサに対して結構えらそうな口をきくから――弟と知ってびっくりしました。

ジャンル : 本・雑誌
テーマ : 洋書

Comments(4)   Trackbacks(0)

Comment

まほろば URL ≫ EDIT
あの……、最初に気になったのですが、メールアドレスを入れていらっしゃいますが、大丈夫でしょうか?
大丈夫ならいいのですが、セキュリティのために消したい、でも消し方がわからないということでしたらお知らせくださいね。わたしのほうで消しますので。

コメントありがとうございます。
同好の士がいらっしゃって、とーってもうれしいです。わーい。

> Brotherの名前はそれぞれ背負ってる宿命を表しているような気がします。
たしかに、名前を見れば、だいたいどんなストーリーになるかの方向性を読者は想像することができるようになってますね。
J.R. Wardは「h」を始め、アルファベットをヒーローの名前に入れるのが好きで工夫をこらしてしますが、なぜかヒロインたちはありきたりのプレーンな名前。メアリーとかジェーンとか。この差はいったいなんなんでしょ?(笑)
Zsadistは意味が反対ですよね。あの人はどう見てもマゾですもん。^^;

5巻はアメリカでも物議をかもしているようですが、Lesaさんはどう思われましたか?
差し支えなければ、また、その気になったらで構いませんのでお教えくださいね。(^_^)
2007年11月28日 (Wed) 14:52
Lesa URL ≫ EDIT
メールアドレス表示されちゃうの
気が付きませんでした。
編集で消えると思ったら、へんなところに
二重投稿・・・
お手数ですが消して頂けると助かります。

第5巻は私も最後がやり過ぎかと思いました。2巻目もどうかとは思ったのですが、
ハッピーエンドは好きなのでとりあえず
目をつぶって楽しんじゃいました。
2007年11月29日 (Thu) 16:03
Lesa URL
はじめまして
最近BDBにめざめて全シリーズ2週間で
読んでしまいました。
もっと情報はないかとWardのHPを見たり
している時にまほろばさんのブログを
見つけました。
詳しい解説とするどい洞察と愛情たっぷりの
コメントを楽しく読ませていただきました。

Brotherの名前はそれぞれ背負ってる宿命を
表しているような気がします。

Wrath=復讐
Rhage(Rage)=激しさ
Zsadist(Sadist)=サディスト(Mな気もしますが)
Phury(Fury)=激怒(苦もんと言う意味も)
Vishous(Visious)=残忍な
Tohrment(torment)=苦痛

なのでおそらくRhageはレイジが近いかなと
思いながら読んでました。

次回作早く読みたいですね。
2007年11月29日 (Thu) 18:12
まほろば URL
Lesaさんへ
メアドを消そうとしたのですが、管理者権限でもメアドのみ消すことはできませんでした。
なので、いったん記事自体を削除し、こちらで再度投稿という形にさせていただきました。
コメントの順番がおかしくなってしまいましたが、ご了承ください。<m(__)m>
2007年11月29日 (Thu) 18:17














非公開コメント

Trackback

Trackback URL

プロフィール

まほろば

Author:まほろば
本の表紙を眺めるのが好きです。おもしろい表紙だなと思ったロマンス本(洋書のみ)をピックアップしてつぶやきます。(中身は読んでいません)
読書記録はブクログにお引越し。

リンク
つぶやき
最近のコメント
メールフォーム
一声かけていただけると、励みになります。(^^)

名前:
メール:
件名:
本文:

日めくりカレンダー
FC2カウンター
FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

りんく



にほんブログ村 本ブログ 洋書へ

RSSフィード
Powered
ブログ内検索
カテゴリ
シリーズ

BlackDaggerBrotherhood
NYブレーズ
InDeath
Fatal
マーシー・トンプソン
Slightly
PlaybyPlay
LadyEmily
Alpha&Omega
LatvalaRoyals
RichmondRogues
NavySEALTeam12

ブログ内記事ランキング
まほろば的殿堂入りロマンス本
次はコレ









上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。