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Lover at Last/J.R. Ward

Lover At Last: A Novel of the Black Dagger BrotherhoodLover At Last: A Novel of the Black Dagger Brotherhood
(2013/03/26)
J.R. Ward

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Black Dagger Brotherhoodシリーズ 11
「自分の本質を知る」のが一番むずかしい
現代 パラノーマル
まほろば的評価 ★★★★

Bは子供の頃からQのことが大大大好き。
Qはいいところの坊ちゃんだけど、家族から不当な扱いを受けてとっても不幸。突っ張って平然としている彼の心の奥底に秘められた苦しみや悲しみは、Bだけが知っている。
ずっと一緒に仲良く遊んで大人になったけど、BはQに友人としてしか見てもらえない。
あきらめたBは、Qの従兄Sと付き合うようになった。そしたらなぜかQがちょっかいを出してくる。でも、それはあくまでも周囲には秘密で、Bの心はもやもや……。
そんなBとQとSの3人は、み~んなBDBの館に住まうヴァンパイア男性でありました。
ここに美女Lが絡み、事態はますますややこしいことに。
さて、果たして4人はうまく収まるべきところに収まるのか?!
――とまぁ、生い茂る枝葉を取っ払えば、ロマンス的にはこんな感じ。(ホントか? ^^;)

物語全体としては柱は6つ。
1.クイン&ブレイ
クインは前巻で "That's right, buddy. Our future has come." と言ってたわりにはぐだぐだ。
あれやこれやとすったもんだの末、やっと "I was in love with you." と言っても(今気づいたけど、was と過去形になってますね。この期に及んでもまだ逃げ道作ってるなんてしゃ~ない奴 ^^;)、その舌の根も乾かないうちに "I'm not gay." なんて暴言を吐いてます。
男が男に告白しておいてそれはないでしょう。これじゃいくら温厚で心の広いブレイといえどもブチ切れるというものです。
クインにも事情があるわけですけれどもね。二人の幸せは、ひとえにクインの心の成長にかかっているのでありました。
M/Mカップルという点を除けば、非常にオーソドックスなロマンス展開です。

2.トレズ
トレズはリヴェンジが以前経営していた〈ゼロ・サム〉で、兄(弟?)のアイアムと一緒にヘックスの部下として用心棒をしていました。
〈ゼロ・サム〉はなくなっちゃったので、今は〈アイアン・マスク〉という店(〈ゼロ・サム〉と同系統の店だよん)を経営しています。
トレズは s'Hisbe という秘密結社だか宗教団体だかよくわからない謎の組織の一員で、そこの女王さまの長女(つまり次期女王)と生まれたときから婚約しています。
トレズは s'Hisbe の未来の王さまなのです。
最近その婚約者が成人したらしくて、そろそろ結婚を……という段取りに。トレズはそれが嫌で嫌で、自暴自棄になってます。
で、逃げ込んだ先が、BDBの館だったりする。(笑)
リヴェンジの別荘で偶然出会い、BDBの館で再会したチョーズン(巫女)のセリーナに一目惚れしちゃうんですよねぇ。
変に手出しして、プリメイル・フューリーの怒りを買ってBDBの館から追い出されなければいいけど、どうなることやら。^^;
(プリメイル・フューリーは箱入り娘チョーズンたちの保護者なのだ)

3.レイラさん
レ……レイラさん、そんな人を好きになっちゃだめよ~~~。不幸になるだけだよ~~。(T_T)

4.アセイル&ソーラ
アセイルは Old Country からこっちの世界にやってきたヴァンパイアのお貴族さま。本人は除名してくれと言ってるけど、評議会の一員でもあります。
リヴェンジが麻薬取引から手を引いたあと、ちゃっかりその後釜にすわりコードウェルで荒稼ぎ。
評議会がラスを裏切ろうと知ったことじゃない、コアが王位を奪おうと知ったことじゃない、と麻薬取引一筋。ヴァンパイアの宿敵レッサーとまで取引しているんだから、その商売人ぶりは筋金入りであります。
ひょんなことから人間のソーラに一目惚れして、まあいろいろあるわけですが、読んでいてどうも物語におけるアセイルの役割がわからない。
単なる脇役にしては出番が多いし、出番が多いわりには物語の本流にちょっぴりしか絡んでこない……。
次巻あたりで何かあっと驚くようなことをしてくれるのかな?

5.コアとBoB(Band of Basters)
ラスの王位簒奪を狙うコア。
グライメラの弁護士の力を借りて、力づくから法的な手段で攻めることに路線変更しました。
王位をめぐり渦巻く陰謀!といった色彩が濃くなってきましたよ。わたし、こういうの大好物
マンネリ化してつまらなくなったレッサーとの戦いよりも、ラス率いるBDB vs コア率いるBoB の方がずっとおもしろくなってきました。

6.ラス&ベス
円満夫婦の二人だけど、ベスはそろそろ子供が欲しいわ~、ラスは(妊婦の死亡率が高いため)妊娠なんてとんでもない、といったところ。
ベスは transition(「遷移」と翻訳されてました)から5年たっていないので needing(欲求期)は普通だったらまだですが、前巻で館内の2人の女性が needing を迎え、それに引きずられてホルモンの影響を受けている模様。ひょっとして、もしかしたら、次巻でベスは needing を迎えるかも。
そこで、ちょっとした、いえ、重大な問題が。
ヴァンパイアの王としてのラスの権限は制限なしの好き放題できる強大なものですが、そこには1つだけ条件があるんです。
それは、「純血種の世継ぎを儲けることのできる状態にあること」
何代か前に人間の血が混じっているくらいなら許容範囲ですが、ベスのような完全なハーフから生まれる子供は純血種とは認められません。
つまり、ラスはベスと連れ添うかぎり揺るぎない王権を所有しているとは言えないのです。
そこのところを BoB たちは攻撃材料にしようとしているわけですね。
この件で、次巻では弁護士のサクストンが大活躍しそうな予感。クインとブレイの邪魔をするだけが能じゃなかったのね。(笑) がんばれ、サクストン。

ということで、次巻シリーズ12のタイトルはすばり "The King"。
ネタバレOK、"The King" について知りたい方はこちらをどうぞ。

ジャンル : 本・雑誌
テーマ : 洋書

Comments(2)   Trackbacks(0)

Comment

とら次郎 URL ≫ EDIT
こんばんは
まほろばさんへ
わーい、細かい解説(冒頭のQとBの来し方の解説がなんだか可愛い)ありがとうございます。

QとBのシーン以外ほとんど飛ばして読んでいたので(つまり3分の2は読んでない?)、まほろばさんのレビュー読んでそんなことが起こっていたのか~、と。今となってはシリーズとしてのBDBが読みたかったのか、単にM/Mが読みたかったのかわかりましぇん。

ぐだぐだQの"I'm not gay."は暴言ですが、そのあとのセリフが重要ですよ、やっぱりi-237 Bも頭に血が上っちゃってそのセリフの意味にすぐに気付かなかったところが…バカップル?i-178 
2013年04月25日 (Thu) 22:25
まほろば URL ≫ EDIT
とら次郎さん

> バカップル?
わははは、確かにバカップルですよねぇ。読んでて面白いからOKだけど。
ところでこの二人、ちょっとずるいと思いません?
Old Country からやってきたヴァンパイアたちは皆、血の調達に四苦八苦しているのに、QとBはいつでも簡単に巫女さんを呼び出して血をもらえるんですもの。そりゃ、余裕で男同士でくっつけるよなぁ……なんて皮肉な見方をしてしまったのでした。(^^ゞ
2013年04月26日 (Fri) 19:04














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