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Lover Mine/J.R. Ward

Lover Mine: A Novel of the Black Dagger BrotherhoodLover Mine: A Novel of the Black Dagger Brotherhood
(2010/11/30)
J.R. Ward

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Black Dagger Brotherhoodシリーズ 8
回る、回る、運命の輪が大きく回る。
現代 パラノーマル
まほろば的評価 ★★★★★

愛するヘックスをオメガの息子にさらわれたジョン・マシュー。
ともすれば絶望の淵に沈みそうになる心を奮い立たせ、BDB(Black Dagger Brotherhood)とともに探索をつづけて一ヶ月。ヘックスの行方はようとして知れず、生存は絶望視されていた。
ヘックスの名を背中に彫り、復讐を誓うジョン。オメガの息子との因縁の戦いは、いよいよ大詰めを迎えようとしていた。

長くシリーズが続いていくなかでマイルストーンといいますか、節目になる巻というものがあるとすれば、まず最初は3巻の "Lover Awakened" 、その次はこの8巻 "Lover Mine" ではないでしょうか。
2巻でよわっちい孤児として登場したジョン・マシューも、5巻でめでたく遷移を迎えて大人になり、8巻では包容力あふれる凛々しいヒーローとして活躍です。
ジョンの長く辛い心の旅は、涙なしでは語れません。また、ヘックスとのロマンスだけでなく、父と息子、仲間たちとの絆も重要な見どころです。
次から次へと降りかかる試練にさすがのジョンもくじけそうになるけれど、苦しみに耐えた末に最後に勝ち得たものは本当に貴重で美しく頼もしいもので、ジョンの心の支え、生きていくうえでの礎となります。
わたし的には、ジョンがヒーローになるのはもっとずっとあとだと思っていました。
もうちょっとジョン、クイン、ブレイという仲良し3人組のぐちゃぐちゃどろどろの恋愛模様(笑)を楽しみたかったな~というのが本音だったりして。
あ、ジョンは早々に抜けちゃったけど、クインとブレイのぐちゃぐちゃはこれからも続きそう。そこに前巻初登場の弁護士・サックストンとチョーズン・レイラさんがからんで、事態はますますややこしいことに。
ふっふっふ、当分のあいだは楽しめそうです。(はい、わたしは鬼読者。(^^ゞ)
さて、ヒロインのヘックス。
初登場は4巻でしたっけ?(覚えてない。まちがえてたらごめんなさい)
〈ゼロサム〉のセキュリティチーフでと~~っても怖いおねーさんというだけでなく、暗殺者という副業を持ってるお方。しかも、リヴェンジと同じ、半分シンパス(symphath)。
前巻で見事にジョンの純情をひねりつぶし、おそらくBDBシリーズ全読者を敵に回したのではないでしょうか。よくもよくもわたしのかわいいジョンをいぢめてくれたわねっ(怒)、てなもんです。
そんな女がヒロイン? 大丈夫か?
…………。
ご安心ください、大丈夫でした。
怖いおね~さんの本質は少しも変わっていないけど、ジョンの広い心に包まれて、ジョンにだけちょっぴり見せる女らしいところ、それがグッときました。
腕っ節の強さを買われて、ラスが彼女をリクルート。これからBDBとともに戦うことになります。
よし、ヘックスならジョンをしっかり守ってくれる。安心、安心――って、これじゃ役どころが反対ですね。(笑)
ところで、ヘックスの背景描写についてはちょっと不満がありまして……。
ヘックスが生まれた経緯は書かれていましたが、大人になってからなぜシンパス側の家族のところへ行ったのか、動機が弱いような気がしました。
ヴァンパイアのなかで暮らすのに違和感があったと書かれていましたが、それだけで恐ろしいシンパスたちのところへ行くものでしょうか?
それと、シンパスの家族に裏切られ、人間に売られてモルモットにされたという経緯がはっきりしなかったし、なぜ暗殺者になったのかも不明。
さらにヘックスとリヴェンジの関係が???
この二人の関係は、"Lover Enshrined" あたりから不思議だったんですよ。男女の関係抜きでお互い相手を心から思いやり、自分の命なんか惜しくないと思ってる。
なんでそこまで???
ヘックスがヒロインの本巻で説明があるかと楽しみにしていましたが、そういう描写はいっさいありませんでした。
うーん、残念。

物語は、ジョンとヘックス、オメガの息子、ダリウス、幽霊屋敷の4つのテーマがメインとなって進んでいきます。
4つめの幽霊屋敷のエピソードなんて、最初「何これ?」状態だったんですよ。でも、最後に「あらま、そうきたか」と、納得のオチがついてました。
ここ最近のBDBシリーズはエピソードが細切れになってあっちこっちに話が飛ぶので、とても読みづらかったんです。
でも本巻はそんなことはなく、じっくりと読ませてくれたし、4つのテーマが最後に見事ひとつにまとまり、読んで満足の一冊となりました。
新たな謎もいくつか加わりましたので、次巻 "Lover Unleashed" が出るのが楽しみです。
2011年3月にハードカバーが出るようですが、ペーパーバック派のわたしが読むのはいつになることやら……。

それではちょっとサブキャラたちの近況を。

ラス
王さま業(笑)にますます磨きがかかってきました。
なんか丸くなったというか、どっしり余裕を感じます。

クイン
遷移を終えてから下半身を暴走させている、反逆児の彼。
実はものすごく保守的、というか、ダブルスタンダードの持ち主であることが発覚。^^; クイン自身どうしたらいいかわからず、悶々と悩んでおります。(何がダブルスタンダードなのかは秘密)
ま、仕方がないといえば仕方がない。
もともと貴族のお坊ちゃんだったし、グライメラ(glymera)の生き方が身に染みているだろうしね。
自分がどう生きたいのか、その方向がしっかり定まらない暗中模索状態の今は、まだまだ幸せからは遠いです。

ブレイ
おおおっ! とうとう踏ん切りをつけて、一線を越えてしまいましたよ!!!
でも、それがブレイの幸せの道なのかな? ちょっと心配。このままうまくいってほしいけど……。

レイラ
スクライブ・バージンに仕えるチョーズンの一人。この人ひとりで、クイン、ブレイ、ジョン、レイジ、ヴィシャスの5人に血をあげているんですよ。(まあ、ジョンはこれからヘックスからもらうけどね)
大丈夫か? 貧血にならないのかな。^^;
心優しいレイラさんには幸せになってほしいけど、どうも彼女はクインに気があるようで……。
クインはねぇ……いい子なんだけど、今はちょっとお勧めできないわ。
どうかレイラさんが傷ついたりすることがありませんように。(――って、無理のような気がする)

ヴィシャス
最初ヘックスに対して、「お前なんか嫌いだ」モード全開。
なんで? と思ったら、どうやらブッチと肉体関係があったことが気に入らなかったらしい。(苦笑)
ああ、そういえばそういうことが一度だけ昔にありましたな。
ヘックスが二度とそんなことはしませんと言ったら、ご機嫌を直してました。

ジェーン
ヴィシャスのシェランでお医者さま。
今回は怪我人が多かったので、大活躍。次の巻でも何かやってくれそう。

リヴェンジ
いつの間にかエレーナと一緒に、BDBの館に住んでます。(笑)
前巻であっちとこっちを行き来することになったのは覚えてますが、こっちにいるときはBDBの館に住むとは知らなかったわ。(笑)

スクライブ・バージン
ヴァンパイアの創造主、女神さま。
元気ないです。大丈夫なのかな? 前巻から様子がおかしかったけれど、本巻でもやっぱりおかしい。
ラスから質問されても怒らなかったし、怒鳴られても何にも言わないなんて絶対に変です。
あの高ピーはどこへ?

ザディスト
ヴァンパイア界イクメン代表。
右手にナプキン、左手に哺乳瓶、ズボンの後ポケットにはよだれかけ。それが今のZでございます。(笑)
ジョンにアドバイスする姿は後輩を導くよき先輩。
やっぱり出番は少ないながらいいとこ取りしてます。

あの人
名前を出してもいいんだけど、とりあえず伏せときますね。
やっと、やっと復活です!! ここまでの道は長かった。
次巻から本格的に活躍してくれると期待の人です。

ジャンル : 本・雑誌
テーマ : 洋書

Comments(4)   Trackbacks(0)

Comment

ちはや URL ≫ EDIT
待ってました
とうとうジョンがヒーローですね。私にはまだまだ彼に至るまでの積読壁が立ちふさがってます(笑)
みんなの近況が知れて嬉しいかぎり。Zが可愛すぎる~
で、あの方が登場なんですね!思わずハリポタの名前を呼んではいけない卿を思い出しました(笑)

さて、私に祭りが来て、積読崩しができるのはいつか!?
2011年01月05日 (Wed) 16:42
まほろば URL ≫ EDIT
コメントありがとうございます
ちはやさん、こんばんは~。

> Zが可愛すぎる~
そう、作者からとってもえこひいきされて、幸せいっぱいのZです。

> あの方が登場なんですね!
やっぱり名前を書かなくてもわかっちゃいますよねぇ。(笑)
登場するだけならすでに6巻で登場していたんですよ。でも、生ける屍だったの。
ちゃんと生きてる状態になったのが、この8巻です。
2011年01月05日 (Wed) 18:32
ミランダ URLEDIT
No title
こんにちは。遅まきながらBDBHシリーズを(翻訳本で3巻まで)読み始め、続きを読むのに表紙がこっ恥ずかしくてKindle・・・を買いました(アメリカに住んでます)。キンドルを買う人って、きっとこういう理由もあるんだと思います(←私だけかも?)

いやぁー、順調にコツコツとシリーズをこなされているのですねぇ~!私はザディストの3巻目で、ちょっと息切れ気味です。いろんな理由で躊躇するヒーローたちに。”悩まず行ってしまえよ~!”とイライラしたり・・・(笑)。この8作目はリヴェンジなんですね。3作目の登場で”うわ、すごい!コントロール・フリークか?”と思ったキャラなので、8作目までには少しは慣れていれば良いのですが・・・苦手なタイプです! でも、こうしてお話のサワリを書いて頂ければ、興味もわいて来るのでとても楽しく読ませて頂いています!また遊びに来ますね!
2011年01月10日 (Mon) 02:45
まほろば URL ≫ EDIT
ミランダさん、いらっしゃいませ (^_^)
> この8作目はリヴェンジなんですね。
いえ、8作目はジョンがヒーローです。リヴェンジは7作目なんですよ。(^^)

> コントロール・フリークか?
たしかにそういう面もありますが、ウォードが設定したヴァンパイアの貴族社会(glymera)って、基本的に男尊女卑で女性の立場はとても弱いです。どうしても男の人が支配的になります。
(3巻でベラが貴族社会から爪弾きにされた話をしていましたし、4巻でもマリッサの辛い立場が描かれています)
さらにいろいろと複雑な事情がありまして、7巻ではリヴェンジがコントロール・フリークにならざるを得なかった状況が描かれています。
家族思いのとてもすてきな男性ですよ、リヴェンジって。わたし、うるうるきましたもの。
ぜひ続きを読んでみてください。(^^)
2011年01月10日 (Mon) 07:21














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