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The American Duchess/Joan Wolf

the american duchess


始まりは単なる好意。でも、愛は深く静かに、堅実に育っていきました。
ヒストリカル リージェンシー
まほろば的評価 ★★★★

イギリスの由緒正しき大貴族ヘイスティングス公爵家は、先代、先々代の浪費により、深刻な財政危機に陥っていた。現公爵エイドリアンは破産から免れるため、資産家令嬢との結婚を決意する。
お相手はテレサ(トレイシー)・ボドミン。
アメリカ、ニューイングランド出身の若く聡明で愛らしい彼女は、イギリス貴族との結婚など夢にも思っていなかったが、死期が近づいている父親の願いを酌んでエイドリアンとの結婚に踏み切る。
優しく理解ある夫との生活は、順調なスタートを切ったかのように見えた。だが、アメリカの一市民にすぎなかったトレイシーにとって、公爵夫人としての生活は驚きと心労の連続だった。

●大きな事件や諍いは起こりません。悪人も登場しません。
日常生活のなかで、地味ではありますがヒーロー&ヒロインの心の動きが丁寧に描かれ、じわわわっと温かいものが伝わってくる、そんなお話です。

●ヒーローのエイドリアンは、優しくて、誠実で、責任感が強くて、ハンサムで、黙って立っているだけで人々の中心になってしまうカリスマ性のある人物です。
何よりもすばらしいのは、ありのままのトレイシーを受け入れているところ。思い通りにはならないトレイシーを押さえつけたり、自分の都合のいい方向へ無理やり曲げようとしないところに、度量の深さが窺われます。
でも、お貴族さま特有の鼻持ちならないところもちょっぴりあるし、まったく男ってやつは的なところもあります。
その按配が絶妙で、とても魅力的な公爵さまなんですよ。貴族にいいイメージを持っていなかったトレイシーが夢中になるのもうなずけます。

●トレイシーは根っからの共和主義者。
だから貴族院なんてないほうがいいと考えているんですが、その割にはエイドリアンの政治活動をサポートしようとがんばっています。
エイドリアンが好きだからこその内助の功なんですが、そのあたり、共和主義とのギャップを全然感じていないようなので、をいをい……^^; という気がしないでもないです。(笑)

●“嫌いじゃない”相手だったときには何とも思わなかったのに、愛するようになったからこそ感じる不安や、結婚してよかったと相手に思ってほしい、単なる好意ではなく愛してほしいという気持が、ヒーロー&ヒロイン双方から初々しく伝わってきます。
それに、疑問に思ったことは二人できちんと話し合うところも好印象。変な誤解や諍いが生まれないので安心して読めます。
結婚してから恋愛するのもいいなと思わせてくれるカップルです。

●エイドリアンとトレイシーの「貴族と一般市民のちがい」だけでなく、「イギリス人とアメリカ人の文化、考え方のちがい」もみどころのひとつです。
ジョーン・ウルフはそこに当時のイギリスとアメリカの関係をうまくからませています。(二国間には、さまざまな問題が起きています)
それに、カスルリー子爵ロバート・ステュアートやリチャード・ラッシュ等、実在の人物もちらほら登場しています。
もちろん歴史を知らなくても何の問題もありませんが、知っていたらもっと楽しめる、かも。

ジャンル : 本・雑誌
テーマ : 洋書

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Author:まほろば
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