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Beauty Like the Night/Liz Carlyle

Beauty Like the NightBeauty Like the Night
(2005/05/24)
Liz Carlyle

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額に汗して働く地味系肉体派ときどき野獣、トレイハーン伯爵キャムデン・ラトレッジがヒーローです。
「ラトレッジきょうだいもの」ということで読むなら
1.Beauty Like the Night
2.No True Gentleman
3.The Devil You Know
の順番でどうぞ。
ヒストリカル リージェンシー
まほろば的評価 ★★★★

放蕩のかぎりをつくした父親のせいで傾いた家のために財産家の娘と結婚し、領民とともに体を酷使して働き、妹キャサリンと弟ベントレーの面倒をみてきた責任感の強いキャム。
苦労の甲斐あってお金の心配はなくなったが、別の心配ごとがひとつ。
それは、6歳になる一人娘アリアンだ。
アリアンは赤ん坊のときは何の支障もなかったのに、母親の死後、一言も言葉を発することがなかった。
キャムは、障害を抱える子供の教育に定評のある家庭教師を雇うことにする。
やってきた家庭教師は、ヘレーネ・ド=セヴァーズ。かつて父の愛人だった女性の娘、キャムがまだ十代のときに愛し、双方の親の思惑によって引き裂かれた相手だった。

●キャムは、一昔前のロマンス小説のヒーローみたいなところがあります。普段は自制心の塊。それが何かをきっかけにしてブチッと切れて、ヒロインに猪突猛進しちゃう。あとで「ああ、こんなふうに自分を押しつけてはいけない」と反省するし、結局のところ相手のヘレーネも本心は嫌がってないからいいんですけど。そうじゃないと、危ない人になってしまいますものね。^^;

●アリアンがとってもかわいい♪
しゃべらないせいで回りから普通に見てもらえないけれど、実はとても賢く観察力に長けていて、妖精のような子です。
しゃべらないのはもちろん理由があって、物語の後半はその件がサスペンス調に展開されていきます。

●あのベントレーは17歳。
17歳にして、もうすでにいっぱしの放蕩者。問題を起こして、オックスフォードを追い出されちゃった。
大人になりかけて立ち往生している危うい感じがうまく描かれていました。

●ヒロインの名前をヘレーネと書きましたが、ものすごく適当です。信用してはダメです。(笑)←笑ってごまかす
綴りは Helene です。
最初、ヘレンかと思っていたら、両親ともにフランス人ということがわかって。それじゃエレーヌかと思ったら、キャムは Hay-leen と発音しているという記述が出てくるんです。ヘイリーン? う~む、どうすればいいかわからん。

●リズ・カーライル作品は、ほとんどが繋がっているようなもの。
主役級はもちろん、脇役、単なる端役にすぎない人物でも複数の作品にまたがって登場し、しかも時の流れとともに状況が変化していきます。
昔の作品を読んでいなくてもメインストーリーには少しも差し障りはないけれど、知っていれば「にやり」とできる、いわゆる読者サービスみたいな箇所が結構出てきます。
そういう設定にこだわりのある人は、読む順番には要注意。
リズ・カーライルのホームページには本の題名が出版順に並べられていますので、それに沿って読んでいけば大丈夫です。

●父親がまだ生きていたときのキャムデンが
The Honorable Mr. Camden Rutledge
と書かれていました。
父親は The Earl of Treyhern で、キャムは跡継ぎである長男だから、Mr. ではなく Lord では? 次男のベントレーが The Honorable Mr. Randolph Bentham Rutledge なのはわかりますけど。
これがいつもむちゃくちゃな称号を使うリ○・ク○○○○あたりだったら、「またミスってる」ですませるところだけど、リズ・カーライルは今まで正しい称号の使い方をしていただけに、わたしの方がまちがっているのかとちょっと不安。
たぶんカーライルのまちがい――ということにしておこう。(自信なし ^^;)

ジャンル : 本・雑誌
テーマ : 洋書

Comments(3)   Trackbacks(0)

Comment

Raquel URL ≫ EDIT
No title
まほろばさん、こんにちは。

ガテンなキャムはいかがでしたか?
カーライルヒーローはみんな野獣だと思ってるんですが・・・(笑)

さて。

> The Honorable Mr. Camden Rutledge

ですが、私の解釈は

the earl's heir will take the next lowest title as a courtesy title

ということで、
トレイハーン伯爵家は他の称号を持たない→跡継ぎは○○子爵でも△△男爵でもない
とのかな?と思いました。
キャムが伯爵になった後、跡継ぎのベントレーも Mr. と呼ばれ続けてるし。
でも、確信はありませんi-201
2009年09月24日 (Thu) 07:42
まほろば URL ≫ EDIT
Raquelさん、こんばんは♪
コメントありがとうございます。
こういう話題の相手になってくださる方がなかなかいないので、Raquelさんが反応してくださって、とってもうれしいです。

以前わたしがイギリスの称号について記事を書いたとき(2008.12.15)、西宮さんという方が、

********** quote *****************
父親がcourtesy titleに使える爵位を持たないときは、長男はLord 姓を名乗ります。

例: The Earl of Devon - Lord Courtenay , The Earl of Guilford - Lord North
*********** unquote **************

とコメントしてくださいました。

それで、Wikipedia の The Earl of Devon の項を見ますと、

*********** quote ****************
* Hugh Rupert Courtenay, 18th Earl of Devon (b. 1942)

The Heir Apparent is the present holder's son Charles Peregrine Courtenay, Lord Courtenay (b. 1975) Lord Courtenay has a son, The Honourable Jack Haydon (b. 2009), who is second in line to the Earldom of Devon
************ unquote *************

と、西宮さんの書かれているとおりなんですね。

ということは、The Earl of Treyhern に儀礼称号として使える爵位がなかった場合、キャムは Lord Rutledge となるのではないでしょうか。

称号ってホントややこしいですね。
でも、ややこしいからこそ面白いとも感じています。(^^)


●イングランドにおける称号――さあ、頭の体操だっ!
http://kobemahoroba.blog102.fc2.com/blog-entry-123.html

●Earl of Devon
http://en.wikipedia.org/wiki/Earl_of_Devon

●Earl of Guilford
http://en.wikipedia.org/wiki/Earl_of_Guilford
2009年09月24日 (Thu) 19:58
まほろば URL ≫ EDIT
つけたし
それからベントレーですが、ベントレーはキャムの heir presumptive です。
儀礼称号が許されるのは heir apparent だけですから、そのまま Mr. でいいのではないかと。(たぶん ^^;)
2009年09月24日 (Thu) 20:34














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