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Slightly Tempted/Mary Balogh

Slightly TemptedSlightly Tempted
(2003/12/30)
Mary Balogh

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Slightlyシリーズ4
輝かしい若さも、ときには悲しく残酷なものになる――外見は18歳、中身は80歳(笑)、末っ子モーガンのお話。
ヒストリカル リージェンシー
まほろば的評価 ★★★★★
1815年6月初旬、ベルギーの首都ブリュッセル。
ロズソーン伯爵ジャーヴェス・アッシュフォードは、舞踏会でモーガンと出会った。この春に社交界デビューしたばかりの若く美しい娘。そして、あのビューカッスル公爵ウルフリック・ベドウィンの妹!!
ジャーヴェスの目に、憎しみの炎が燃え上がった。
若干21歳にして父祖の地イギリスを離れ、9年間も大陸をさまようはめになったのは、ビューカッスルのせいだ。あの娘を利用して復讐してやれば、さぞかしおもしろいことになるだろう……。

ということでジャーヴェスはモーガンを誘惑しはじめます。でも、根が善良なもので(笑)、ひどいこともするけど、結構親身になってモーガンを助けてます。(爆)
わたしはこのモーガンがいまいち好きになれませんでした。
年に似合わない賢い娘という設定になっていますが、歴史が動くそのさまをこの目で見たい、というだけでブリュッセルまでのこのこ出かけていくんですよ。
大勢の知り合いが戦いに参加するので心配だとか、なにか自分が役に立つことがあるのではないかとか、ご大層なことを言ってますが、あれは絶対物見遊山気分だ。(――と、わたしには思えた)
このときのヨーロッパの状況は、幽閉されていたナポレオンがエルバ島から脱出し、3月にフランス皇帝に返り咲いています。そして、イギリス、オランダ、プロセインの連合軍が、ナポレオンと対決するべくベルギーに集結。
イギリス軍将校たちはブリュッセルへ家族やらなんやら大勢引き連れていったようで、モーガンはそのなかの家族と一緒に海を越えたのでした。
そういうわけで、ブリュッセルにはイギリス人がたくさん集まり、社交場のようになってます。舞踏会やら、ピクニックやら催されて、本当にこれから戦争をするのか? という感じ。
この時代の戦いって、こういうものなんでしょうか? 悠長だなぁ。ということは、モーガンがブリュッセルに行ったのもごくごく普通のこと?
ジャーヴェスとモーガンを強く結びつけることになったワーテルローの戦いは、6月18日です。
モーガンは何度もブリュッセルを脱出する機会がありましたが、ことごとく理由をつけて蹴っています。これにはわたしはかなり苛々しまして、いっそのこと戦火に巻きこまれて死んでおしまい、と思ってしまいました。(暴言? ^^;)
負傷した兵士たちの世話をして役に立ったのは、あくまでも結果論にすぎないわけで、モーガンはとっととイギリスに帰るべきだったのでは?
あ、でも、帰っちゃったらジャーヴェスと親密になることはなかったし、スキャンダルも起こりようがないですね。それでは話が前に進まない。
やっぱりモーガンはブリュッセルに留まって正解だ。(苦笑)
さて、ジャーヴェスとウルフが宿敵同士になったのは、ある事件がきっかけでした。
ウルフ24歳、ジャーヴェス21歳、そしてあの人は18歳。みんな本当に若かった。自分のことしか見えていなかった。
愛する国と家族から離れることになったジャーヴェスも哀れですが、プライドの高いウルフもどれほど傷ついたか……。そして9年後、ジャーヴェスとモーガンの関係を知ったときのウルフの心中はいかばかりか……。(はい、わたしはウルフびいきです)
二人の睨み合いはすごかった。
つめた~~~いウルフの視線に、ジャーヴェスは踏ん張りました。前巻のジョシュアは負けてたけどね。ジャーヴェス、えらいぞ (笑)
事件の真相は、おおっとぉ……でありました。それだけに、失われた9年がくやしいぃぃ。(>_<)
そして、ジャーヴェスの復讐劇を知って傷ついたモーガンもまた18歳で若かった。
怒りのあまり、衝動的なことをしてしまいます。
人を許すことができたら、憎しみでいっぱいになったあなたの心は浄化される。
お父さんを恨むジャーヴェスにえらそうなことを言っても、いざ自分のこととなると、なかなかジャーヴェスを許すことができません。
モーガンの立場になればそれも仕方がないことかもしれないけれど、読んでいて辛かったです。
80歳かい? とからかわれるほど深遠なことを考えたり言ったりするし、とても大人な行動をしてもいますが、その反面、あらら……みたいなところもあるわけで、ものすごく不安定な子だなぁと、やっぱり80ではなく18なんだなぁと感じました。
ヒロインは好きになれなかったけれど、ヒーローのジャーヴェスには好感が持てましたし、ストーリー自体は山あり谷あり、次はなにが起こるかという期待で飽きることはありませんでした。
どっぷりとバログ・ワールドにはまって、夢中になって読みましたよ。う~ん、さすがバログ♪♪

最期に、タイトルについて。
シリーズ3のフレイヤの巻が "Scandalous" で、4のモーガンが "Tempted" ですが、内容からすると逆じゃないでしょうか?
どう見ても、このモーガンの話が "Scandalous" だろ、って気がします。

■ ウルフに~ちゃん名言集
「お見事と言わなければならないようだな、ロズソーン。完全に裏をかかれたよ――今のところは」

ジャンル : 本・雑誌
テーマ : 洋書

TAG : Slightly
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