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Slightly Wicked/Mary Balogh

Slightly Wicked (Get Connected Romances)Slightly Wicked (Get Connected Romances)
(2003/04/29)
Mary Balogh

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Slightlyシリーズ 2
恵まれているがゆえに見えなかったものがある。一人の女性に出会い、今までの生き方を見つめなおすことになった、3男ラルフ。
ヒストリカル リージェンシー
まほろば的評価 ★★★★★
母方の祖母の屋敷へ向かう旅の途中、ラルフは雨でぬかるむ道で転倒した乗合馬車に出くわした。立ち往生する乗客のなかに、女優のクレアがいた。
ラルフとクレアは、雨が上がり馬車で再び旅ができるようになるまでの二晩を情熱的に過ごす。だが、知り合って三日目の朝、クレアは黙って姿を消した。
屋敷に到着したラルフを待っていたのは、顔色が悪く元気のない祖母だった。はっきりと口にはしないが、どうやら体の調子が悪く、先はあまり長くないらしい。
結婚して落ち着き、家屋敷と土地を継いでほしいという祖母の願いをかなえるため、ラルフは勧めに従い、隣に住む準男爵の娘ジュリアンに会うことにする。
だが、隣にいたのはジュリアンだけではなかった。そこにはなんとクレアがいたのだ。しかも、実は彼女はクレアという名でも女優でもなかった。
本当の名は、ジュディス・ロー。ジュリアンの従姉で、牧師の娘。弟の無茶な浪費によって家が傾き、口減らしのために体のいい無給の召使いとして金持ちの親戚のところに身を寄せていたのだ。
こうして、ラルフの前途多難な花嫁探しが始まった……。

ジュディスの髪はみごとな赤毛で、胸とお尻は大きくウエストはあくまでも細く、清楚というよりはド派手美人タイプ。
でも、生まれた家が悪かった。(~_~;)
お父さんが融通のきかない牧師で、ジュディスは子供のころから醜い子と言われつづけ、地味な服を着せられ、ボンネットを常にかぶって髪を隠すよう厳しく躾けられました。
そのせいで自信が持てず、持参金もなく醜い自分は一生結婚できないまま朽ち果てるだけ……やけになった彼女は、親戚の家へ行く途中で出会ったラルフに身をまかせてしまいます。
一方のラルフは三男のせいか、長男ウルフや次男エイダンが受けたプレッシャーとは無縁に育ち、比較的自由気ままに生きてきました。でも、ジュディスが女優ではなく、しかも自分と関係を持つまでは処女だったと知り、びっくり仰天。
いくらなんでもちゃんとした家の娘を汚して知らんぷりするほど見下げ果てた男ではないと、ジュディスにプロポーズしますが、これまたすっごく失礼な言い方をしてしまいます。例えていうなら、あの『高慢と偏見』のミスター・ダーシーがエリザベスにした、最初のプロポーズみたいな感じ。
もちろん、ジュディスからぴしゃりと断られてしまいます。
でも、ここからがラルフはえらかった。
プロポーズを断られたとはいえ、親戚の家で不当に扱われるジュディスをさりげなく助けますし、より真剣に結婚を考えるようになり、義務と責任を強く意識して今までの生き方を振り返ったりもします。
おばあちゃんとの会話が傑作なんですよ。
「ぼくはおばあさまを、ずっとがっかりさせてきたでしょうか? もう何年も前から後継者にしていただいているのに、ろくに注意を払うこともしてきませんでした。もっとひんぱんにおばあさまを訪れるべきでしたでしょうか? 不動産管理を学び、おばあさまの負担を減らすよう努めるべきでしたでしょうか? 隣人と知り合い、住民として地域に貢献するべきでしたでしょうか?」
「答えは全部イエスよ」
――って、おばあちゃん、率直すぎる……(笑)
ラルフは別に、放蕩者でも賭け事で身を持ち崩していたわけでもなんでもありません。ま、世間並みに遊びはしたでしょうが、基本的にいい青年で、おばあさまもラルフのことをとても愛しているからこそ後継者にしたのだし。
ただ、いかにも貴族の坊ちゃんという甘さはあったかも。
でも、ラルフは変わります! いい男になります!
そしてジュディスも、ラルフと出会うことによって確実に変わります。
恵まれすぎてのほほんと過ごしてきたラルフと、将来を悲観して衝動的な行為に走ったジュディス。二人の内面がどう変わっていったか、そして内面の変化に従って、二人の関係がどう変わっていったか、変化を楽しめるストーリーでした。
ジュディスが身を寄せた、お金持ちの親戚のおばさんとジュリアンがまた典型的な意地悪母娘だし、おばあさんの宝石がなくなって、ジュディスが犯人にされてしまうというお決まりのパターンも、いかにもお約束という感じで楽しめました。
そして、今回もビューカッスル公爵ウルフリックは、ここぞというところで睨みをきかせて活躍。怖いけど、いいお兄ちゃんだ~~♪

■ウルフに~ちゃん名言集
(空気も凍りつくような冷たい声で)「ようこそ、ベドウィンハウスへ」

ジャンル : 本・雑誌
テーマ : 洋書

TAG : Slightly
Comments(2)   Trackbacks(0)

Comment

のだめ URL ≫ EDIT
翻訳が出ます☆
まほろば様、こんばんは~。
9月に翻訳が出るみたいなので、レビュー読ませていただきました。
ラルフはチャラ男のイメージだったのですが、そこはバログ!しっかり読ませていただけそうですね♪しかし、翻訳はこの調子(1年に1冊)だと、ウルフ兄ちゃんまであと4年?・・・寿命が問題になりそうですわ。(原書を読みなさいという神様の啓示?) 最近UPしてくださったコンテンポラリもおもしろそうですね☆ハーレクインっぽい?
ところで、まほろば様は関西方面でいらっしゃいますか?
もし、のだめが西に進出したらお会いしていただけますかしら?(西のロマンスキーに出会う会妄想中。)
来年以降のお話になるとおもいますが、また、ぜひ、よろしくお願いします。
2012年09月03日 (Mon) 22:48
まほろば URLEDIT
自分の返事を消してしまった……^^;
1回目に書いたお返事は読んでいただけたかしら?
スパムを消していたら、自分のコメントまで消してしまったマヌケなわたし。^^;

念のため、もう一度書いておきますね。
のだめさ~~ん、来年を楽しみにしておりますよ。(^^)/~~~
2012年10月24日 (Wed) 19:49














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