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Lover Enshrined/J.R. Ward

Lover Enshrined: A Novel of The Black Dagger BrotherhoodLover Enshrined: A Novel of The Black Dagger Brotherhood
(2008/06/03)
J.R. Ward

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Black Dagger Brotherhoodシリーズ 6。
うーむ、これはもうロマンス小説とはいえない……よねぇ。^^; 今後この路線で突っ走るのかな?
あ、それから、J.R.Wardがゲイ路線構想を捨てていないことが判明。(笑)
現代 パラノーマル
まほろば的評価 ロマンス小説として    ★★
           パラノーマル小説として ★★★★★

Black Dagger Brotherhood (以下 BDB)シリーズ 1~5はこちらをどうぞ。
文章のなかで「人」とか「人間関係」とかいう言葉を使っていますけど、登場人物はすべてヴァンパイアか、レッサーのような生ける死人ですので、その点はご理解のほどを。

BDBシリーズを通してのテーマは、ヴァンパイア対レスニング・ソサイエティ、種族の存続をかけた激しい戦いです。
当然、1~5までのヒーローたちは命をかけて戦っているわけです。
でも、6のヒーロー、フューリーは戦わない。
なぜか?
それは、ジャンキーになってBDBをくびになったからです。^^;
この巻ではレスニング・ソサイエティに新たに強力な人物が加わり(なんと、オメガの息子だ!!)、ヴァンパイア貴族六名家のうち五名家が襲撃を受け、四名家が断絶してしまいます。ヴァンパイア社会は、ラスのお父さんとお母さん、つまり前王と前女王が殺されたとき以来の最大の危機に直面することになります。
しかし、ヒーローであるはずのフューリーはBDBでなくなったため、大きく動く物語の流れに、まったく関与しません。そのために、出番もかなり少なくなっています。
今までもこのシリーズにはサド、マゾ、バイと型破りなヒーローが出てきましたが、物語の本流にからまないヒーローってどうよ? (苦笑)
代わりにクローズアップされるのが、オメガの息子、リベンジ、ジョン&クイン&ブレイ(今のところ、この3人はまとめてひとつのユニット)。これにフューリーが加わって、4つの流れが並行して進んでいく形式になっています。
1巻から話が進むにつれてヴァンパイア社会のありようがつまびらかにされ、登場人物が増えてストーリー自体も人間関係も複雑になり、6巻ではヒーロー、ヒロインの恋愛模様はもはやメインではなく、数あるエピソードのうちのひとつにすぎなくなってしまいました。
J.R. Wardは7巻以降はどうするつもりなんでしょう? 6巻の読者の反応待ちかな? 今年の10月に出るガイド本の発行は、これからの方向性を決める時間を稼ぐのに絶好の機会だなと思ったりしています。

わたしとしては、これからもこのシリーズを読んでいくつもりです。
物語のなかに占めるロマンスの割合が少なくなったとしても、J.R. Wardの描くそれはとても官能的でロマンチックだし、これからどうなるのかなと興味を引くカップルもいるし。
今回新たに登場したオメガの息子がなかなか味のあるキャラです。やっぱり物語をおもしろくするのは、手強い敵役ですよね。ヴァンパイア対レスニング・ソサイエティの戦いは、ますますおもしろくなりそう。
それから、あの人、そう、とうとうあの人が帰ってきました! 今は心身ともにボロボロですが、いつか必ずや力強い一歩を踏み出してくれることでしょう。ところで、くっついてきたアレはいったい何でしょう? 気になります。
――とまあ、いろいろと理由はありますが、やはりジョン、クイン、ブレイの3人がどうなるか見届けたいというのが一番ですかね。
わたし、この3人がかわいくてかわいくて。
気分は、ジャニーズからデビューしたばかりの年若い3人組を応援するおばさんです。(爆)

なんだか、この本を読んでいない人にとってはわけのわからない記事になってますね。まあ、いいか、わたしらしくて。^^;
それでは、登場人物のコメントをして終わりたいと思います。

フューリー
一応、この巻のヒーロー。^^;
前巻でヴィシャスの代わりにプリメイル(primale)に就任。40人のチョーズンたちを妊娠させる義務を負いました。
禁欲の誓いをたてて長いときを過ごしてきた彼は、プリメイルになって5ヶ月たった今でも義務を果たす踏ん切りがつかず、ウジウジウジウジウジウジウジ(以下果てしなくつづく)悩んでいます。
加えて、ベラへの恋心を断ち切ることができず、ザディスト誘拐事件で失意のうちに亡くなった父母に対する罪悪感、ザディストをもっと早くに助けることができなかった罪悪感にも苦しみ、プレッシャーに耐え切れず、とうとう完全ジャンキー状態。
そのせいで、BDBメンバーからはずされるという不名誉をこうむることになります。
悩むのは理解できますし、両親にまつわる悲しい過去に同情もおぼえます。でも、回りに迷惑のかけすぎ。優柔不断かと思うと衝動的な決断をして墓穴を掘り、そのたびに振り回される何の罪もないチョーズンたちが哀れです。
ばぁっかもん! いーかげんにせいっ!!! とどやしつけたくなりました。
最終的にはいとしいコーミアという伴侶を得て、自分に折り合いもつけ、脱中毒を目標にリハビリ中。人生という長い道のりを伴侶とともに前を向いて歩むことができるようになりました。

で、伴侶を得たからには、フューリーはプリメイルをやめたと思うでしょ。
はずれ~~。
J.R. Wardはそういう結末は用意していません。フューリーは今でもプリメイルです。
どういうことかというと、――――。

プリメイルがなにかは、こちらをどうぞ。

ジョン
いい素質を持っているのに、あのトラウマが邪魔をしているのが残念。でも、いつか克服していい男になってくれると、おばさんは信じてるからね(笑)
意中の人は、リベンジが経営するクラブのセキュリティ・チーフ、ヘックス(Xhexの読み方はこれでいいのかな?)。
晩生で告白なんて絶対に無理だろうと思っていたら、なんとストレートにやってくれました。でも、あれはいくらなんでもストレートすぎるよ……。^^;
Xhexはジョンのことを「ふん、ガキのくせに」と鼻であしらってますが、実のところまんざらでもない様子。もしかしたら、もしかするかもね。

クイン
ジョンを庇って、傷害事件を起こしてしまいます。結果、両親から勘当され、BDB養成訓練プログラムからはずされ、ヴァンパイア社会のはみ出し者に――なるところを、王さまのラスに拾われました。
ラスはジョンを守った感謝の印として、クインをジョンの ahstrux nohtrum (どう読むのかわからん ^^;)、要するにボディガードに任命します。そして、BDBの館、ジョンの部屋の隣に住むことになりました。
理想の女性は、ブレイのお母さん。ブレイのお母さんみたいな人に出会うまではたくさんの人と楽しく遊んで、出会ったあとはその女性一筋でいくつもり。
病気になってベッドで寝ている12歳のとき、ダニエル・スティール本のラブシーンだけを拾い読みしたというエピソードには笑いました。

ブレイ
「わたし、脱いでもすごいんです」であることが判明。(笑)
J.R. Wardのキャラのなかでは珍しく、理解ある優しいお父さん(元戦士で、今は会計士という変り種)とお母さんに恵まれ、幸せな子供時代を過ごしました。リーダー的派手さはないけれど、忠誠心あつく、頼りがいのある副官タイプといったところでしょうか。
自宅をレッサーに襲われ、両親とともにからくも脱出。両親が疎開したため、ジョンやクインと同じくBDBの館に住むことに。
意中の人はいますが、拒絶されてしまいました。でも、嫌われてるわけではないですし、これからどう転ぶかわかりません。恋の行方に注目です。

リベンジ
ヴァンパイア社会の主たる名家断絶により、なんと評議会のリーダーに就任することになりました。
今まで王さまのラスと評議会はうまくいっていませんでしたが、リベンジがリーダーになることで変化がありそう。ラスとリベンジは協力してヴァンパイア社会を導いていくのかな、それとも敵対するのかな? 今後の動向が楽しみです。
それから、長年リベンジをゆすっている人の正体も少しですがわかってきました。すっごく不気味な、サソリの毒を持った女です。
リベンジはBDBのメンバーではありませんが、主役になることはあるのでしょうか? なってほしいな。後ろ暗いところをいっぱい持ってますから、また異色のヒーローが誕生することになりますね。

ザディスト
フューリーよりも3分早く生まれていたことが判明。ザディストがお兄さんです。(ま、双子だからどっちがお兄さんなんて意味ないかもしれないけど)
主役を務めた3巻で読者の涙を誘ったあと、ジョンのメンターになり、妊娠した妻を優しく気遣う夫として、いいとこ取りいっぱいの彼。
今回も出番は少ないながら重要な役回りを演じ、ヘタレなフューリーの描写に比べて作者の偏愛を感じます。(笑)
ベラの18ヶ月にわたる長い妊娠期間が無事終わり、とうとうお父さんになりました♪ おめでとう。かわいい女の赤ちゃんです。ヴァンパイア社会では赤ちゃん誕生に関わるさまざまな慣習や儀式があって、それがなかなかすてきでした。
ヴァンパイア人口はこのままでは減るばかり。これからもたくさん子供に恵まれるといいですね♪

ジャンル : 本・雑誌
テーマ : 洋書

Comments(4)   Trackbacks(0)

Comment

Lesa URL ≫ EDIT
確かにロマンス色は薄かったですけれど、今後の展開が楽しみですね。
個人的には今回の主人公は半分Furyで半分Johnのような感じがしました。Johnが呼び止められて、無言で抱きしめあうシーンには思わず涙がこぼれました。女性の趣味だけは、どうも納得行かないですが・・・

>気分は、ジャニーズからデビューしたばかりの年若い3人組を応援するおばさんです。(爆)

その気持ち、すごく良く分かります^^;
2008年06月24日 (Tue) 21:48
まほろば URL ≫ EDIT
お久しぶりです (^^)
Lesaさん、こんばんは~♪

> 女性の趣味だけは、どうも納得行かないですが・・・

ほんと、もっとかわいい女性を好きになればいいのにね(笑)
でも、ほら、Johnはトラウマを抱えているじゃないですか。Xhex姐さんから強引に迫ってもらって、アレコレ教えてもらったほうが将来のためにいいいかも……よ(爆)
戦士の訓練をいっぱい積んで、いい恋愛もいっぱいして、いい男に成長してほしいです。はい。
2008年06月24日 (Tue) 22:48
すず音 URL ≫ EDIT
まほろばさま>
初めてカキコミします。いつも拝読しています。
イヴ&ロークのレビューなど毎回楽しみです。
BDBシリーズの1作目が翻訳されて、もしかしてレビューがないかな、と思ったら。
ありました。
そこで、質問です。
1作目の最後のほうでダライアスが聖母によって転生したかと思うのですが
2作目以降に登場しているのですか?
少し気になっています。もしご存知でしたら教えていただければと思います。
2008年07月28日 (Mon) 01:11
まほろば URL ≫ EDIT
いらっしゃいまし~♪ はじめまして
すず音さん

> 2作目以降に登場しているのですか?

登場している――と思われます。(笑)
“思われます”と書いているのは、話の流れから考えると「この人以外ありえんだろ」という人物はいるのですが、そうすると時系列的に矛盾することがでてくるわけで…… ^^;
でも、なんでもありのスクライブ・バージン(「書の聖母」と訳されてましたね(^^))のすることだから……と、そんな感じです。
2008年07月28日 (Mon) 05:05














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